最近住宅についてよく考えます・・・。
大地震に備えて、戸建て住宅のリフォーム需要が増えているそうです。
確かに 阪神大震災を経験した私も 大地震の恐ろしさは十二分にわかっております。
阪神大震災を私は西宮のマンションで経験しました、もちろん、家の中は ”ぐちゃぐちゃ”
床一面に食器が散乱し、タンスなどの背の高いモノは、立っているモノが無く買ったばかりの
重たい大型ブラウン管テレビが うつ伏せに倒れてましたっけ・・・おまけに 床の上を
熱帯魚が泳いでました。当時の恐ろしい経験を話し出すと 止まらなくなってしまいます・・・
って事で!今日の学習ですが・・・
地震に対する備えって 大きく分けて3つあることをご存じですか?
最近 ちまたを騒がせているのが「姉歯耐震強度偽装問題」ですよね。先日も 姉歯が設計した建物以外でも「木村建設」の建物で耐震偽装が発覚したとか・・・
これがいわゆる
「 耐震 」・・建物の構造を補強し地震に耐えられる様にする。地震時に建物は揺れるため、家具の転倒や壁・天井等のひび割れは防ぎにくい。
次が
「 制震 」・・建物自体が地震の揺れを吸収する。建物の耐震性が確保されていることが前提なので、耐震工事も同時に行う必要がある。
最後に
「 免震 」・・積層ゴムやベアリングなどの緩衝材を地盤と建物の間に設置し建物に揺れを伝えない仕組み。既存住宅ではクレーンなどで建物をつり上げる必要があり、事実上新築向け。
こうして考えると 住宅に求められる事って思いの外たくさんありますよね〜。
敷地の広さや方角、形状により 建物の大きさや形が決まり。そこに住む家族構成やライフスタイルによって部屋数やレイアウトが決まり。求める住宅性能によって細かい仕様などが決まる。それによって 工事費が確定される!蓋を開けると・・・予算オーバー! そこで 振り出しに戻る(涙)
ホント!
住宅建築は まさしく「人生ゲーム」ですよね〜。 実感!